卵のことわざ・慣用句
卵にまつわることわざ・慣用句を集めてみました。
目次
卵に目鼻
卵に目鼻を付けたように、色白で丸くて可愛らしい顔立ちのこと。
丸い卵も切りようで四角
「物も言いようで角が立つ」と続けて言う。
物事はやり方や言い方次第で相手が受ける感じが変わり、円満におさまったり、角が立つこともあることから、やり方や言葉には気をつけねばならないということ。
卵の四角
あるはずのないことのたとえ。
卵を渉る
とても危険なこと。
卵で石を打ったよう
以卵投石(いらんとうせき)
無駄なこと、身の程知らず。
卵の殻で海を渡る
不可能なこと。
非常に危険なことをするたとえ。
卵で塔を組む
非常に危険なこと。
他人の親より自分の卵
確実なこと。
卵を見て時夜を求む
時夜(じや)とは、明け方に鶏が時を告げること。
卵を見て時を告げることを期待する事から、ものの順序を考えず、せっかちに結果を求めることのたとえ。
啄木鳥の子は卵から頷く
生まれつき持っている才能は、早くから自然に現れるというたとえ。
鶯の卵の中のほととぎす
ホトトギスは、ウグイスの巣に卵を産み、ウグイスに育てさせることから、自分の子であって自分の子ではないことのたとえ。
卵の中にも巣守りあり
兄弟の中にも厄介者がいるのは仕方のないこと。
危うきこと累卵のごとし
累卵之危(るいらんのあやうき)
卵を積み重ねたように崩れやすく、ちょっとしたきっかけからも、すぐ悪い事態になりそうな危険な状態のこと。
コロンブスの卵
誰でもできそうなことでも、あえて最初に行うことは難しいということ。
鶏が先か、卵が先か
鶏と卵、どちらが先にできたのか?説明のしようがない、堂々巡りなこと。